OralStudio オーラルスタジオ

骨粗鬆症と骨造成

骨粗鬆症と骨造成

■ 【質問】


骨吸収が激しく、義歯では租借不能の骨粗鬆症で内服薬(アクトネル)を服用している患者さんに骨造成をしてインプラント埋入は可能でしょうか。



■ 【回答】


BP製剤を服用している患者に対する骨増生への科学的根拠はありません。ですから、骨増生は行わないことを勧めます。アクトネルの服用原因が分かりませんが、ステロイドを併用して使用している場合もありますので、ステロイドとBP製剤を併用して使用している患者さんにはインプラント治療自体が禁忌になります(インプラント治療指針をご覧ください、ネット上でPDFが入手可能です)。

BP製剤は使用歴が長いと薬剤関連顎骨壊死(MRONJ)のリスクが上がっていきます。
4年未満でBP製剤の単独投与であれば、インプラント治療は可能ですが、骨増生は行わない方が良いでしょう。上下顎のどちらかの記載がありませんので、これ以上はアドバイスできませんが、基本的にBP製剤使用患者さんへの骨増生は、好ましくないと判断できます(2018年のコンセンサス会議でそういう結論になっています)



■ 【回答者】


黒嶋 伸一郎先生
長崎大学生命医科学域(歯学系)口腔インプラント学分野・准教授

黒嶋 伸一郎 先生について



▶▶▶ 次へ


ご質問の受付はこちらから

2020年05月11日

当サイトは歯科医療従事者の方を対象とした情報提供サイトです。一般の方への情報提供を目的としたものではありませんので、あらかじめご了承ください。

あなたは歯科医療従事者ですか?