OralStudio オーラルスタジオ

質問と回答

質問と回答

■ 使用場所について



Q  オペ室の清拭に使用できますか?
A  強く推奨されます。
医科では、オペ室の環境表面での清拭に使用されています。滅菌レベルでの対応が必要なものにはオートクレーブによる対応が必要ですが、体内に入らない器具や手が触れる環境表面には、アクセルプリベンションはうってつけです。



■ 使用範囲について



Q  手指消毒に使用できますか?
A  手指消毒にはご使用頂けません。
当製品には加速化過酸化水素が含まれているため、生体のタンパク質や血液と反応を起こす恐れがあるので、使用しないようにしてください。


Q  根管治療において、過酸化水素の代わりに使用できますか?
A  できません。
アクセルプリベンションは過酸化水素ベースですが、除菌・洗浄力を向上させるため組織浸透力を上げるための成分配合となっております。そのため、根管内洗浄に用いた場合、期待していない部位に対しても薬剤が浸潤し、生体内部で化学反応を起こすリスクが予想されます。このため、根管内、生体にはご使用にならないようご注意ください。


Q  オートクレーブ前の浸漬に使えると聞きました。希釈率・浸漬時間、また薬液の交換タイミングについてお教えください。
A  以下、製造元(Virox社)からの回答をお示し致します。


アクセルプリベンションの前の製品においては、オートクレーブ前浸漬や超音波洗浄での使用を推奨していたが、浸漬液の汚染度は使用状況により異なる。そのため、適切な浸漬液の交換タイミングを提案することはできない。
以上を踏まえ、近年は薬液による浸漬は推奨せず、以下の運用を世界的に提案している。

1 器材使用後は、速やかにアクセルプリベンションとマイクロファイバークロスによる擦り洗いを行う(怪我予防のため厚手グローブ着用)
2 速やかに①が行えない場合は水道水に器具を浸漬し、可能なタイミングで①を行う
3 擦り洗いの後、乾燥させて滅菌工程に進む

日本ではタンパク分解酵素などへの浸漬が一般的ですが、「物理的に擦る」という接触がない限り汚染の残留が懸念されるため、上記の回答となっております。ただし、オートクレーブ前の洗浄に使用したいと考えられる先生方も多いと存じます(消毒目的ではなく、洗浄目的として)。その場合は、自己責任において128倍希釈ご使用ください。ただし注意点がございます。

・スチールバーはNG:かなり酸化される
・超音波洗浄機に薬液が長時間残留すれば、本体を痛める可能性あり
ですので、シャーレの中に128倍希釈のアクセル プリベンションを入れてバーやリーマーを5分間洗浄する程度が良いでしょう。

その他のものはバットに入れて5分置いて擦り洗いです。このように使用する場合、交差感染を防止するために、薬液は毎回新しいものに変えるべきだと考えます。ただし、メーカー推奨の方法ではないので、あくまで自己責任の上行ってください(もちろんその後のオートクレーブは必須です)。



■ 運用について



Q  希釈は水道水で良いのでしょうか?精製水を使用する必要はありませんか?
A  水道水で良いです(もちろん精製水で希釈していただいても問題ありません)。なお、水道水で希釈した場合、水道水に含まれる金属イオンと加速化過酸化水素が微量ながら反応致しますので、希釈液は1か月以内に使い切るようにしてください。


Q  希釈時に簡単に32倍希釈する方法はありますか?
A  ポンプの1回吐出量が7ccです。ですから数回プッシュし、吐出開始したのち、追加で4プッシュ(28cc)を希釈することで、32cc以上の原液を取ることができます。これを1Lの水道水で希釈すると32倍希釈が可能となります。


Q  マイクロファイバータオルでコスパの良いお薦めはございますか?
A  当社で取り扱っている40センチ角のマイクロファイバークロス5枚セットは2880円(1枚当たり576円で400回洗濯可能なので、1回あたり1.44円)です。また色も、「青・桃・緑・黄・白」の5色の中から選べますので、ゾーンによる使分けもしやすくお勧めしております(各色5枚セット)。


Q  チェアの診療後の清掃に使う場合、何回の使用をめどに洗濯されますか。
A  当社が推奨している方法は40センチのサイズのマイクロファイバークロスでの使用となります。この前提でお伝えします。
① 2つ折り(20センチ四方のクロス)にします。
→ 8面清拭に使用できる

② 清拭する際は毎回新鮮面で行うようDHに指導
→ 8つの新鮮面があるので、1回1面使用するとして8回使用可能
→ 8面清拭し終わったら洗濯
← ユニットの汚れがひどい場合は、1回2面以上使用することもありますが、同様に8面使い終わったら洗濯しましょう。


Q  マイクロファイバークロスを洗濯する際、柔軟剤や乾燥機の使用は問題ないのでしょうか?
A  マイクロファイバークロスの洗濯においては、
・柔軟剤の使用は推奨されない(汚れ回収率低下の恐れ)
・乾燥機は問題なく使用できる
の注意点がございます。ご参考ください。
基本的には「柔軟剤は入れないように」ですが、
だからと言って性能が大きく減弱するわけではないと思います。
現在のクリニックの運用を邪魔しない程度で気を付けられればよいかなと感じます。

ただ、清掃に使ったものは、他のタオル等と一緒に洗濯しないと思いますので、そういう意味では、ピュアな洗剤をご用意されても良いのかな?とも感じます。



■ 使用方法について



Q  ユニットや器材に吹きかけてから、マイクロファイバークロスで拭けばいいのでしょうか?
A  直接の噴霧はお避け下さい。
マイクロファイバークロス表面に3~4回スプレーし、それで拭取るようにしてください。絞った雑巾で拭いた後のように、洗浄・消毒したいものの表面にしっとりとアクセルプリベンションで濡れるような感じでOKです。器材に噴霧すると、拭取り残しの恐れや、器材の内部にアクセルプリベンションが入り込んでしまう恐れがあります。また、噴霧されなかった場所を拭取ったとしても、洗浄・消毒が適切にできない恐れがあります。


Q  ワッテにアクセルを噴霧して使用してもよろしいのでしょうか?
A  あまりお勧めしません。
というのも、ワッテから出た糸くずが表面に残留してしまい、汚染源となり得るからです。また、拭取り効率を考えても、ワッテでは十分に汚れを回収することが難しいと考えられます。したがって、マイクロファイバークロスをご使用ください。


Q  アクセルプリベンションをファイルの歯牙切削粉の拭き取りに不織布ガーゼにしみこませて使用したいのですが、使用法として如何なものでしょうか?
A  ご使用頂けます。
ただし、不織布ガーゼに小さめのスプレーボトルによりアクセルプリベンションを吹きかけ、ファイルを拭取るようにしてください。注意点としては、アクセルプリベンションは人体への使用は想定しておりませんので、根管内にアクセルプリベンションを触れさせないようご注意ください(ファイルがアクセルプリベンションで湿潤した状態のまま根管内へ挿入することは避ける必要があります)。



■ 効果・安全性について



Q  ウィルス等に対する消毒時間は3分となっていますが、表面はもっと早くに乾燥してしまっているように思います。効果に問題はないのでしょうか?
A  問題ありません。
というのも、目視で乾燥したと確認できても、実際は表面の微細な凹凸の中にアクセルプリベンションは残って洗浄・消毒効果を発揮しております。アメリカ、カナダの公的な検査機関による検証からも、アクセルプリベンションの乾燥時間は3分~5分という結果が出ています。ですから、一見乾燥したように見えても、ミクロな空間では乾燥せず効果は持続しているので、ご安心ください。


Q  希釈したアクセル プリベンションは、素手に触れない方が良いですか?
A  手に触れても問題ありませんが、念のため流水で漱いでください。(32倍希釈後、128倍希釈後ともに)ただし原液(4L)は、タンパク成分と激しく反応する可能性(皮膚に傷などあれば)があるため、素手で触れないよう注意してください。


Q  希釈してから使用するものは使用期間が一か月程度と紹介画像でありましたが、1リットルのものですでに希釈された濃度(Ready To Use)として購入したものは、有効期間は開封してからでしょうか。目安をおしえてください。
A  1Lのそのまま使える(RTU:ready to use)は、製造から2年でございます。ボトル側面に記載されておりますので、ご確認いただけますと幸いです。
ちなみに希釈したものの使用期限が1か月な理由は、水道水中に含まれる金属イオンと加速化過酸化水素が反応し、作用が減弱する可能性があるためです。



■ コストについて



Q  ランニングコストはどのぐらいですか?
A  4L濃縮タイプを使用すると、アクセルプリベンション1L当たり120円となります。



■ 類似製品について



Q  アマゾンサイトなどで、「ハイプロックス アクセル」という類似製品を拝見しました。こちらはOralStudio推奨の「アクセル プリベンション」とは違うのでしょうか?
A  「ハイプロックス アクセル」は従来品で、現在は全てアクセルプリベンションに切り替えております。アクセルプリベンションの方が洗浄能力は高く、また、各種病原体への消毒性能が高くなっております。

現在の切り分けは、
アクセルプリベンション:医療機関
ハイプロックスアクセル:介護施設、宿泊施設、レストラン等

ですので、歯科医院では「アクセル プリベンション」を推奨しております。 見た目の価格は、アクセル プリベンション(32倍希釈)がハイプロックス アクセル(16倍希釈)の約2倍となっておりますが、希釈倍率も倍になっておりますので、希釈して使用する場合のコストはほとんど変わりません。



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2020年10月23日

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